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『〜のほほんなツーリングのススメ〜 』

 
 「カチッ」とスイッチが入ったかのように桜の花が開いたと思ったら、溜込んでいたものを全て吐き出すかのように色とりどりの花々が競演を始めた。道端の雪は魔法のように消え、河川の濁流が花と緑と陽差しの下で、最期の北の冬のあがきに見える。
 オートバイ乗り達も春の草花のごとく、一気に活動を始めたね。忙しいったらありゃしない(※寒くても雪が降っててもオートバイ屋はやってるから、春の点検整備やモディファイは早め早めにお願いします)。
 で、その多忙な時期の間隙を縫って、我が愛機ドルフィンの車検とAXLR-1のモディファイをこっそりと済ませ、先日走りに出た。AXLR-1のモディファイは結構大がかりであったので、その感触を知りたかったこともあるけど、待ちに待った春の素晴らしい晴天の休日にオートバイ好きの40男が連れ二人と遊びましたというお話しです(多少のうんちくをおりまぜて、力の抜けたオートバイとの付き合い方の一例と思って下さい)。
 前日の夜にツーリングマップルを眺める。連れの二人はオフバイク初心者で注文の多いウチの奥さんと中古新規の初乗り男だし、残雪やヌタがなさそうな所で花も見れそうな所。ついでにちょっと竿も振れそうな川があるといいな…。マップリーディングはすでに旅だ。もし残雪が多かったらこっちのルート、とか漠然とルートを決め、林道部分は5万分の1の地図でイメージしておく。2万5千分の1の地図は、あらぬ道まで出ているし、もともとこの手の地図はあまりアテにならないので、自分は5万分の1の地図でオートバイツーリングは充分と考えている。
 朝は7:00発。まだまだ寒暖の差が激しいので、お気楽なツーリングでは多少暖かくなってから走り出し、ジャケットを1枚着ないで済ます。
 走り始めてすぐに軽い朝ごはんをコンビニで調達、満開の桜の木の下で食する。まっ、ちょっとまだ寒かったし、昼食は手作り弁当があるし、山の中でOKだし、いっか。
 「春だね〜」を連発して、濁流の川を見て山奥をあきらめて脳内ナビを切り換える。走り出すと風が多少冷たい。アスファルトを離れ、あたたかい森に入る。林道を走ると春秋は暖かく、夏は涼しい。森は優しいのだ。
 林道は似たような分岐が多いので、確実なポイント・ポイントで頭の中の地図の距離感と実際の距離感を一致させる練習をするといい。これはロードマップでも同じで、それが一致しているとルートミスは激減するのだ。
 標高の高くない林道を進んでいると日影のカーブで残雪が道を塞いでいる。目の前の雪コギはほんの5メートルぐらいだけれど…でも脳内ナビがここが最高点、あとはガケ道なしの広けた地型と言うので強行する。文句の多い奥さんにも自力で突破してもらい、あとはトコトコ下り続ける。
 18インチ、リアディスク化(今では常識!?)されたAXLR-1は、久々だということを差し引いてもバランスが悪くなっていた。主たる原因はタイヤ外径が大きくなって車体の姿勢が変わり、コーナーリング中のリア荷重が思ったより少なくなったからか? ま、リアディスクのおかげでブレーキコントロールが容易になったので、この場はリアブレーキでごまかせるけど、要サスセッティングだな。やはりオートバイはバランスの乗り物。改造は難しい…。
 だけど気分は最高!! 空には雲一つない。汗ばむ走りはせず、ちょっと走ってはすぐ休み、奥さんはタラの芽やウドを採り、雪解けのおさまった源流部では、ヤマメやニジマスと遊んでもらい(ドライフライにもう反応バシバシ!)、もちリリース。
 中古新規男は新しい愛機の「立ち姿が美しい…」とニヤニヤしながら飽きずに眺めている。のほほんと静かな沼のほとりの弁当も最高だった。今まで走ったことがなかった林道も走った。最後に走った樽前登山道への道、「こりゃオンロードバイクで来なきゃ!」というルートになってた。解っちゃうかなァ?

 今回も新しい発見がたくさんあった。まだ晴天の冷え込みが始まる前に帰って来て、車に乗り換えて近場の温泉へ。暖かな春の一日、ほんの200km弱のツーリングでも話は尽きない。翌日の食卓には、タラの芽とウドの天ぷらが並んでいた。
 水曜定休バンザイな一日であった。春ツーは三泊四日の「初日の夜」の気分。まだまだこれからなんだ。皆も楽しんで下さいな。

 ぢゃ、また!

 ※業務多忙の為、今回はこれにて…と書こうと思ったのにダラダラ結構書いたかな?
  やっぱツーリングはイイ!! ってことで

 

 

 

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